ピアノ『ねぇ はやくはやく！ はやく なでてよ！』

飼い主『そ、その手には乗らないぞ…。』

ピアノ『ねぇ な で で。』

飼い主『…。』

ピアノ『こそっ…。』

フォルテ『なにやつ！？ ボールは わたさんぞ。』

ピアノ『きがつかれた？』

フォルテ『いつも ねてると おもうなよ…。』

ピアノ『なにやつ！？ わたしたちの うんどうかいを じゃまするの？』

フォルテ『おおきなボールが うごいただけで ビビるなよ。』

ピアノ『バカにしてるの？ もういっかい ときょうそう やる？』

フォルテ『いいよ。おまえ どうせ まけるんだし。』

フォルテ『し…しらな…い…よ？ ボク な…なにも してな…い…よ？』

飼い主『きっとフォルテがやったんだ…。』

ピアノ『（飼い主、フォルテしかってくれるかな？）』

飼い主『うーん、これは何度もけしかけるピアノがいかんわ。』

フォルテ『あついな…。』

ピアノ『あついよね…。』

飼い主『いってくるわ…。』

フォルテ・ピアノ『エアコンつけてって！』

フォルテ『ママ、さんぽ いこうよ！ きのう いくって いったよね？』

ピアノ『つかれてるんだから ねかせてあげようよ。』

フォルテ『それじゃボクも またねよっかな？』

ピアノ『ダメ！ フォルテはピアノとあそぶの！』

ピアノ『なんでかなー。どうして かてないのかなー。』

飼い主『そりゃ体重で比べれば2倍大きいフォルテに勝つのはムリだろ…。』

フォルテ『飼い主…。』

飼い主『ドキッ！！』

フォルテ『まだまだだな。ものに あたるのは こどものやることだぞ。』

飼い主『フォルテは大人になったなー。』

フォルテ『飼い主 て よこせ！ て！！』

飼い主『前言撤回します…。』