飼い主『フォルテ！ いく？』

フォルテ『飼い主、いつも おなじてぐちだな。もうだまされないよ。』

飼い主『うっ…。』

フォルテ『つぎのやすみは さんぽ つれていけよ。』

ピアノ『フォルテ、ダメだよ。このごはん わたしのだよ！』

飼い主『だったら早く食べればいいのに…。』

ピアノ『あさくらい ゆっくり たべたいの。』

フォルテ『おまえ いつも ゆっくりだろ…。』

飼い主『フォルテ！』

フォルテ『じゃましないでよ。やっと まったりしてるんだよ。ピアノのあいてして つかれてるんだよ。』

飼い主『わかったわかった。邪魔して悪かった。ゆっくり寝てくださいな。』

ピアノ『そうはさせない！』

ピアノ『ぼーる！ ぼーるみーつけた！！ 飼い主なげてー。』飼い主『それっ！』

ピアノ『ダダダダーッ！ パクッ。タッタッタッタッ。ポトン。飼い主なげてー。』飼い主『それーっ！！』

ピアノ『ダダダダーッ！ パクッ。タッタッタッタッ。ポトン。飼い主なげてー。』飼い主『それーっ！！』

ピアノ『ダダダダーッ！ パクッ。タッタッタッタッ。ポトン。飼い主なげてー。』飼い主『まだやるのか…。』

フォルテ『飼い主、よんだ？』

飼い主『いや、まだ呼んでないんだけど…。』

フォルテ『よんだでしょ？』

飼い主『こころの声まで聞こえるのか？』

テレビ『カシャカシャ！』

フォルテ・ピアノ『あれ？ 飼い主いないぞ！？』

飼い主『条件反射って怖いな…。 カシャカシャ！』

フォルテ・ピアノ『あっ…。』

飼い主『ちょっと寒いな。ファンヒーターつけるか。』

ピアノ『ふわぁ〜 ねむたいよぉ』

飼い主『一緒に寝ていたいなぁ』

フォルテ『飼い主は しごとしてきて…。』

フォルテ『なんだこれ？ まっしろで なにもみえん…。』

飼い主『見えないほうがいいものもあるんだよ…。』

フォルテ『いぬずきかどうかは みえるよ！』

飼い主『まぁそんなもんだよ。』

飼い主『あれ？ ピアノどうした？』

ピアノ『ねぇ とれないよ！ 飼い主 なんとかしてよ！』

飼い主『いつもくわえて歩いてるのに…ほれ！』

ピアノ『ダダダダダダーーーッ』

フォルテ『|ω･`)ｺｿ』

ピアノ『フォルテ！ おんなのこのへやに かってに はいらないで！』

フォルテ『は、はい…。』

ピアノ『もう デリカシー がないのっていや！』