フォルテ『飼い主、ボクが かったぞ。あったかいぞー。』

飼い主『いや、どう考えても暑そうなのを我慢して笑ってるようにしか見えないんだけど…。』

フォルテ『そ…そんなこと……ない………ぞ…………。』

飼い主『やっぱり…。』

ピアノ『ください！ ボール はやくください！』

飼い主『相変わらず自己主張強いなぁ…。』

ピアノ『いいから はやくっ！』

飼い主『…。話聞けよ…。』

フォルテ『あぁ いいかぜ だわー。飼い主、あったかいよー。』

飼い主『そりゃあったかい風を独り占めしてたら気持ちいいに決まってるよな…。』

フォルテ『おやつ くれるなら、どいてあげても いいよ！』

飼い主『あげません！』

ピアノ『飼い主、わたし まだ たべたりないよ…。』

飼い主『でもなピアノ。そのお皿、お前のじゃなくってフォルテのなんだぞ…。』

ピアノ『おさらが もんだいじゃないの。なかみが もんだいなの！』

飼い主『そんなこと言ってもあげないよー。』

飼い主『またお前らファンヒーターの前に張りついて…。部屋が暖まらないだろ！』

フォルテ『ん、どかないよ？』

ピアノ『わたしたち、あったかいもん。』

飼い主『…。』

フォルテ『おなじっていうな。いつもおなじが たいせつなんだ。』

飼い主『いつも同じクオリティを保つのもプロだもんな。』

フォルテ『そう。ぼくはプロフォルテなんだから！』

飼い主『自分で言うな…。』

ピアノ『ねぇ、わたし かわいい？』

飼い主『あぁ、もちろん！ かわいいよ。』

ピアノ『じゃあ なでてよ。なでて。』

飼い主『はい…。』

フォルテ『な、飼い主。やっぱり このポーズだろ。』

飼い主『もしかしてお前、それしかできないんじゃ…。』

フォルテ『な、なnいwOいtてrうndぁ！』

飼い主『そこまで動揺しなくても…』

ピアノ『ママ、いっちゃうの…。わたしをおいていかないで…。』

飼い主『ピアノ、ママ好きだよね。パパのことは好き？』

ピアノ『ママ…。』

飼い主『あ、そう…。』

フォルテ『飼い主、ひさしぶりだな。わすれてたのか？』

飼い主『いや、そういう訳じゃないんだけど…。』

フォルテ『ぼくのファンがへったら、飼い主のせいだぞ！』

飼い主『そ、そんな……。』