ピアノ『飼い主、わたし モデルになれるかな？』

飼い主『うーん、モデルと言えばもう飼い主の専属モデルなんだけどな…。』

ピアノ『もっとわたしをみてもらいたいの！』

飼い主『わ、わかったよ。なにか考えるよ…。』

飼い主『フォルテー！ おぉ、今日はこっち見てくれるねー。』

フォルテ『ねぇ飼い主。まだくれないの？』

飼い主『わかりました。今日はいい顔撮れたからあげるよ。ほれ。』

フォルテ『わーい！』

ピアノ『フォルテ、とってよ。』

フォルテ『いや、ピアノ。おまえが よくあそんでるんだから、おまえがとれよ。』

飼い主『おいおい、仲よくしろよ…。』

フォルテ, ピアノ『じゃあ 飼い主がとってよ！』

飼い主『ピアノ、こっち向いて！』

ピアノ『ねぇ、飼い主。せっかくとるなら かわいくとってよ。』

飼い主『(カシャカシャ) これはどうだい？』

ピアノ『…。まぁまぁかな。』

飼い主『ねぇ、フォルテ。ちょっとこっち見てよ！』

フォルテ『なんかくれるの？』

飼い主『え、なにかって…。』

フォルテ『きまってるだろ…。』

ピアノ『フォルテ、あそぼあそぼ！』

フォルテ『お、おい、ピアノ。や、やめろよ！ はげしすぎるぞ。』

ピアノ『フォルテ！ (かぷっ)』

フォルテ『こらっ！！』

飼い主『あれ？ さっきまでやり合ってたのに。』

ピアノ『けんかするほど なかがいい っていうじゃない。ね、フォルテ。』

フォルテ『お、おう…。』

飼い主『言わされてる感満載だぞ…。』

飼い主『ピアノ、写真撮るよー。ほら、おもちゃ持って！』

ピアノ『しれー。』

飼い主『お、おい、ピアノ。おもちゃ！』

ピアノ『しれー。』

飼い主『フォルテ、こっち見て！』

フォルテ『よばれたら、なんでみなきゃいかんのだ。飼い主にも まず やることが あるだろう。』

飼い主『手？』

フォルテ『そう。』

ピアノ『うっとり。うとうと…。』

飼い主『ピアノ、今、寝てただろ。』

ピアノ『ね、ねてなんか ないもん！ ね、フォルテ？』

フォルテ『ぐーすかぴー』