ピアノ『テレビなんかみてないで わたしをみてよ。』

飼い主『いや、テレビ見るだけじゃなくって食べたり飲んだりもしてるんだけどな…。』

ピアノ『いいわけしない！』

飼い主『は…はい。』

フォルテ『どうした、げんきないぞ？』

飼い主『（なにも言わなくても雰囲気や態度で飼い主の状態を把握してるんだなー。）』

フォルテ『なにかいったか？』

飼い主『い いや、なんでもないよ。』

ピアノ『はやく とってよ。』

フォルテ『たまには ならんでやるよ。』

飼い主『なんだかんだ仲がいいんだな。』

フォルテ・ピアノ『そ そんなことないもん！』

ピアノ『飼い主、いえにいるなら わたしと あそびなさいよ！』

飼い主『わかったよ。ボール取ってきて、ボール。』

ピアノ『ボール！ ボール！！』

飼い主『自分で取ってこいっ！』

フォルテ『飼い主、はやくでてけ。ゆっくりねたいぞ。』

飼い主『わかったよ。お前までそんなこと言うのね…。』

フォルテ『どうした飼い主。なにかあったか？』

飼い主『いや。お前に心配かけたら飼い主失格だな…。』

ピアノ『わたし ここがいいの。どこにいても いいでしょ？』

飼い主『別にいいよ。フォルテのそばじゃなくてもいいの！？』

ピアノ『き きにしてなんか いないんだからね！』

飼い主『ニヤニヤ…。』

フォルテ『ねたいんだよ。ねかせておいてくれよ。』

飼い主『どちらにしろ先生にはまだ安静にしているように言われてるから寝ててもらわないといけないんだけどね。』

フォルテ『んじゃ ねどこつくるから じゃまするなよ。』

飼い主『はいはい。』

ピアノ『ほら飼い主、なでなさいよ。わたしから きてあげたのよ！？』

飼い主『いつもしてるじゃない…。』

ピアノ『わたしの いちにちは 飼い主の みっかぶん なのよ！？』

飼い主『そうか。その時その時が大切だよな。』

飼い主『フォルテ！ こっち見て！』

フォルテ『じゃまするなよ。きょうは ねたいんだよ。』

飼い主『わ、わかった…。んじゃ1枚だけ…。』

フォルテ『もうねるよ…。』

ピアノ『ま…まだなの？ 飼い主はやくしてよ…。』

飼い主『まーだ。もう1回ちゃんとおすわりしてから！』

ピアノ『（そんなこといって…。あとから イタズラしてやる…。）』

飼い主『なにか言ったか？』ピアノ『えっ！？』